カジノ資金の両替で最強なのは、現金かクレジットカードか、ホールドか。

 

マカオカジノ旅行で、マカオに着いて、カジノ資金(ないし観光ショッピング資金)としての、円を香港ドル(ないしマカオ・パタカ)に転換するときの、最も有利な方法を追究します。
 
現金の円の場合は、前回の記事で述べました。地場の銀行、なかでも、ある時期ある時間、大豊銀行が手数料率0.5%あたりで、有利だということです。
 

今回は、現金ではなくカードによる通貨転換です。

カードによるATMでのキャッシングの場合の、為替(両替)手数料率はどんな具合になるでしょうか。
 
 

●クレジットカード
 
手数料率
0.5% ・・・・・ 前倒し返済(年率18%で1週間借入れ、ATM手数料なし)、+ ポイント還元など
0.7~2.5% ・・・前倒し返済(年率18%で1週間借入れ、ATM手数料あり)
1.3~3.8% ・・ 通常返済(手数料なし)
 
1,9~3.0% ・・・クレジットカードでショッピング
 

●FX取扱会社のマルチカレンシ―・プリペイドカード(マネパカード・・・香港ドル取扱) 
0.8%
 

●国際キャッシュカードが移行し一体型となった国際デビッドカード、マルチカレンシ―・プリペイドカード、
 
これら預金から現金を引き出すカードは、借入するわけではないのに、為替(両替)手数料が高い。
 
2%~6% ・・・
 

手数料率は、現金引き出しの額が高ければ、率は低くなります。
またATM手数料あり、なし、別個の現地のATM使用料あり、で率は大きく変わります。
゜ですので、上記の手数料率の数字は、厳密な計算で出された数字ではありません。大体のイメージをつかむためのものです。
手数料1%の違いとは、10万円で1千円、100万円で1万円の違いです。
 
 

クレジットカードは、前倒し返済とポイント還元、キャッシュバック、その他の特典優待サービスを入れると、マカオでの両替(通貨移動)では、大豊銀行、優良両替店をしのぐほどの、最強の両替方法と言うことができます。
 
そして、前倒し返済を気に懸けないでいい、一日の引出限度額が100万円となるFX取扱会社のマルチカレンシ―・プリペイドカードも、クレジットカードに並ぶ、通貨転換の方法といえます。
 
 

しかしながら、クレジットカードには、キャッシング枠とショッピング枠に一日や一カ月などの利用限度額があり、
 
さらにATMには一回の利用での引出し限度額があります。これは、カードでキャッシングするときの悩ましい問題です。
 

マカオのATMの1回引き出しあたりの限度額は、多くの台が3,000香港ドル(約4万5千円)であり、たまに5,000香港ドル(約7万5千円)、稀に10,000香港ドル(約15万円)であり、 多くの台の1日の限度額も10,000香港ドルとなっています。
 
 

マカオカジノをちょっと体験してみようというマカオ観光旅行ではなく、まともにカジノで勝負する体験をしてみようという場合には、カジノ資金は一日で100万円、60000香港ドルほどが必要です。流れが向いてきていざここで勝負というときに資金が無くなっている可能性がありますが、そこまではなんとか遊ぶことができた、と言う意味で一日50万円30000香港ドルが最低必要でしょう。
 

そこで、クレジットカードによるキャッシングでは、MasterCard系とVISA系とを別個にしたキャッシング枠の可能限度額を合計50万円~100万円にした、ATM手数料が無料がのぞましい、複数枚のカードで、ATMの1回引き出しあたりの限度額3,000香港ドル、5,000香港ドル、10,000香港ドル、1日の限度額も10,000香港ドル、を気にしながら、カジノ施設、ホテル、街中のATMを、多い場合は10回、20回まわってみる、という手間で現金化することになります。(デビッドカードやバンクキャッシュカードやプリペイドカードも、同様の手間になります。)
 
 

そうすると、10回も20回もATMを回るのはいやだよ、という観点からすると、日本から円札をマカオに持ち込む現金持ち歩き派が、分がいいことになります。
 
銀行が閉まっている時刻や土日にマカオに着く場合があります。そのときは、カジノのチップ現金両替カウンターは24時間営業しています。
 
といって、現金だけではなく、クレジットカードその他のカードも当然、現金化する旅行のアイテムとして携帯されることになります。
 
 

余談になりますが、ATMによる現金引き出し制限によって何度もキャッシングというのは、うっとうしいのなら、クレジットカードで直接カジノチップを買うこともできます。ショッピング利用限度額内で、まとまった額のチップを得る事ができます。

クレジットカードのショッピング枠利用ですと、為替手数料率0.3~1.5% 程と事務手数料率1.63%ほどがチャージされます。
 
しかしながら、クレジットカードでカジノチップを買うと通常の3%ほどではなく、6%ほどの手数料率になっていたという報告もあります。

どうやらカード会社の内部規定で、与信枠をカジノチップという物ではない金融商品に使用するのは、通常のショッピング枠ではなくて、ショッピング枠のなかの緊急枠に類する枠となる、からのようです。
 

 

■富裕層、プチ富裕層が利用するVIPルームでの、カジノ資金の両替方法。
 
日本の富裕層、プチ富裕層がもっと参加すへきVIPルームでは、カジノ資金用の口座を開きます。この口座に日本から送金することができます。あるいは小切手を持ちこみます。 
富裕層のカジノ資金の規模は、千万円、億円単位です。

VIPメンバーには為替手数料はもっとも有利な率を適用します。
 
 

追記:
 
ホールドについて・・・カジノ側が提供するホールドが、最強の両替方法。
 
これはどのカジノでも常時対応されていることではないですが、カジノのキャッシャーでカジノチップを現金と交換するときに、たとえば100万円を持ちこんで当日のレートで65300香港ドルのチップとなりました、このときに「この円を3日間、ホールドして欲しい」と申しこむと、3日後に65300香港ドルチップを戻すなら、ホールドした100万円を渡してくれるというサービスがあります。
 
ホールドとは、100万円を当日のレートで65300香港ドルに両替してチップを買った時、100万円を質草、人質、担保にして、65300香港ドルをカジノ側が貸したことにして、3日後に65300香港ドルチップを全額を戻すなら、香港ドルを円にするレートの操作で元の100万円にしてさしあげます、と言うサービスです。円⇒香港ドル⇒円という往復の両替で為替手数料を二度取られるはずですが、最初の100万円が往復しても100万円ということで、往復で為替手数料は無料だったことになります。ホールドした当日の銀行間取引実勢レートで、往復の為替取引をしてくれたことになります。
 
 

ホールドは、VIPルームで通常のサービスとして行われているのですが、これをハイリミット客、一般客向けに、オープンにではないですが、おこなわれる場合があるということです。
 
一般客として、「この円を●日間、ホールドして欲しい」とキャッシャーに申し出るのを試してみる価値があります。
 

 

 

マカオでの、円から香港ドルないしパタカへの両替。その新常識。

 

テーマは、マカオに持ち込む、カジノ資金。その両替について。
 
結論めいたことを、先にさっさと言っておきましょう。
 

マカオでの、カジノ資金の両替の損得を、過度に重要視したり、過度にうっとうしく思う、必要はありません。
 
両替は旅行時にするものという常識も、いまでは必要ではありません。
 
バックパッカ―のように両替レートの最強を求めて徘徊する、という香港やマカオ旅行のマニア的趣味をなんとなく歓迎してしまう常識は、もとから要りません。
 

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とはいうものの、やはり気になる両替の損得。
 
それでは、円を香港ドルにする、両替はどのように、いつ、どこで行なったほうがいいのか。
 
 

まずは、だれもがそれを避けるべきと言う、日本の銀行での両替事情、というもの。
 

ニュースで報道されている為替レートは、銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)と呼ばれるもので、刻一刻と変化しています。
 
わたしたちが銀行で両替するときのレートは、もちろんこの銀行間レートではなく、銀行間取引レート相当に利潤としての手数料を上乗せしたものになります。
 
銀行が民間と取引する両替では、銀行間取引レート(インターバンクレート)相当(TTM、仲値)に為替手数料を上乗せした、売値(TTS、CASH SELL)と買値(TTB、CASH BUY)の両替レートを設定して、取引します。
 

USドル、ユーロ、といったメジャー通貨は、世界で外貨として幅3~4%の手数料率で横並びに安定的に両替できますが、マイナーな通貨は、為替手数料率が軽く10%を超える場合があります。
 
マイナーな通貨を保有するリスクに強く反応し、マイナーな通貨に、けんもほろろ、手数料ふんだくりなのが、日本です。
 
準マイナーな香港ドルへ、日本で両替すると、唖然とするほど、ぼったくられます。
 
そのへんを、ここで、明らかにしておきます。

 
 

刻刻と変化するこの為替インターバンクレートの値動きのなかで、一日一回、午前10時ごろのインターバンクレートをもとにして、世界各地の銀行や両替商は、それぞれ独自の仲値といわれるレート(TTM、CASH.M)を想定し、その値に上乗せする利益幅(手数料)を決め、外貨を売る場合(電信TTS、現金CASH.S)と買う場合(電信TTB、現金CASH.B)の、独自の両替レートを出します。
 
ようするに、安く買って高く売る、昔からある古典的な”せどり”ビジネスなわけですが。
 
 

■銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)
ヤフー・ファイナンス
 
2014年11月22日 最新現金取引レート
コード 香港ドル 日本円
HKDJPY=X  1  15.171160
コード 日本円 香港ドル
JPYHKD=X 1 0.065895
 
●10000 円 = 659 香港ドル
 
 

■10000円を、香港ドルに、両替すると、
 

●日本ではこうなる。
 
(レートの目安として、東京三菱UFJ銀行の両替レート 現金CASH.S 現金CASH.B 2014/11/21 10:29 を見る)
東京三菱UFJ銀行
  

10000 円 = 566 香港ドル。 14%の手数料を取られている。
 
円に戻すと、往復では27.5%の手数料をとられる。10000円が7244円に。
 
 

●香港そしてマカオではこうなる。
 
(レートの目安として、香港Hang Sengハンセン銀行の両替レート 現金CASH.S 現金CASH.B 2014-11-22 23:16:00 HKT時間 を見る)
  
http://hk.ttrate.com/en_us/
 http://hk.ttrate.com/en_us/ で
いくつかの項目をプルダウンメ二ュ―から選択すると表示されます。
  

10000 円 = 653 香港ドル。0.75%の手数料となっている。
 
往復では2.05%の手数料。10000円が9795円に。
 
 

このように、
 
円を香港ドルに、日本で両替すると、地獄。
 
円を香港ドルに、香港そしてマカオで両替すると、天国というか、普通。
 

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それでは、マカオに着いて、マカオの銀行や両替商で、香港ドルそしてマカオの法定通貨パタカに、両替しましょう。
 
あるいはATMで、香港ドルそれとマカオ・パタカを、引き出しましょう。
 

マカオは国際観光都市で、両替のインフラは発達しています。
メイン通りには、すぐ目につく場所に銀行はあり、そしてカジノにも銀行や両替商が入っています。銀行にはもちろんATMはあり、カジノリゾートの施設にも、コンビニにも、ストリートのビルの壁にも埋め込まれた形で、ATMがあります。
 
 

さて、気になる円を香港ドルに替える両替レートですが、銀行の瀬取り部分を表す為替手数料率は、日本の銀行では現金両替で14~18%あたりでした。
 
マカオでは、二桁ちがいます。
 
マカオで客が得したといわれるのは、0.5%あたりで、0.5%あたり以下が優良店ということになります。
 
 

マカオの銀行や両替商の、円と香港ドルの両替レートないし手数料率、の相場。
 

優良店 大豊銀行 Tai Fung Bank Limited 大豐銀行(セナド広場やリスボアホテルなどにあります)
 
ある日ある時の両替レート、といったイメージです。
大豊銀行・・10,000円→756.7HKD
バンコデルタ・・10,000円→752HKD
HSBC ・・・10,000円→747HKD
 
 

現金両替での手数料率でみると、
 
香港の地場銀行や重慶、百年、生生などにある優良両替店や、マカオの地場銀行の大豊銀行やカジノ街にある優良両替店は、手数料率0.15~0.5%あたりの世界であり、企業努力をみせている世界で競っています。
 
大手都市銀行(グローバル地方銀行と自己規定している)HSBC香港上海銀行は、手数料率1.5%の世界です。
HSBC銀行は、50HKDの取扱事務的手数料を入れれば、1万円を両替のとき、8%の世界。
 
 

HSBC香港上海銀行は、日本の富裕層が顧客となるオフショア銀行で、為替手数料1~2%の違いとか富裕層は気にしないものです。

日本の富裕層のひとたちが気にしているのは、75.54円(2011年10月31日)だったドル/円がたった三年で119円になる(その変動の大部分はたった二年)ということで、為替変動に比べたら、為替手数料の損得などは、ほとんど意味をなさないものです。
 
富裕層のひとたちは、両替は旅行時にするものではなく、為替変動を予測し、有利な時点で円を外貨に外貨を円に資金移動するときを、両替の時期としています。
 
 

リーマン・ショックの後、円高は進行しましたが、アベノミクスと黒田日銀のバズーカ砲金融緩和、円増刷によって、(基軸通貨ドルのドル刷りまくりはドル下落にならずとも、)円の場合は、急激な円安になるのは、火を見るよりも明らかでした。
 

円は、60%近く、下落しました。
 、

株市場の平均株価は2倍になりましたが、ドルに換算するとまったく株価上昇とは言えません。円安によるトリックにすぎません。
 
急激な円安にあって、通貨移動に失敗した富裕層のなかの少なくないひとたちは、これで富裕層から脱落しかけたことでしょう。
 

このように、両替手数料の優劣より、為替変動への対策が、破壊的に遥かに重要です。

 
 

とはいうものの、やはり気になる両替の損得。
 
次回の記事では、両替は現金でするのか、カードによるATMキャッシングでするのか、を追究したいと思っています。