マカオでの、円から香港ドルないしパタカへの両替。その新常識。

 

テーマは、マカオに持ち込む、カジノ資金。その両替について。
 
結論めいたことを、先にさっさと言っておきましょう。
 

マカオでの、カジノ資金の両替の損得を、過度に重要視したり、過度にうっとうしく思う、必要はありません。
 
両替は旅行時にするものという常識も、いまでは必要ではありません。
 
バックパッカ―のように両替レートの最強を求めて徘徊する、という香港やマカオ旅行のマニア的趣味をなんとなく歓迎してしまう常識は、もとから要りません。
 

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とはいうものの、やはり気になる両替の損得。
 
それでは、円を香港ドルにする、両替はどのように、いつ、どこで行なったほうがいいのか。
 
 

まずは、だれもがそれを避けるべきと言う、日本の銀行での両替事情、というもの。
 

ニュースで報道されている為替レートは、銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)と呼ばれるもので、刻一刻と変化しています。
 
わたしたちが銀行で両替するときのレートは、もちろんこの銀行間レートではなく、銀行間取引レート相当に利潤としての手数料を上乗せしたものになります。
 
銀行が民間と取引する両替では、銀行間取引レート(インターバンクレート)相当(TTM、仲値)に為替手数料を上乗せした、売値(TTS、CASH SELL)と買値(TTB、CASH BUY)の両替レートを設定して、取引します。
 

USドル、ユーロ、といったメジャー通貨は、世界で外貨として幅3~4%の手数料率で横並びに安定的に両替できますが、マイナーな通貨は、為替手数料率が軽く10%を超える場合があります。
 
マイナーな通貨を保有するリスクに強く反応し、マイナーな通貨に、けんもほろろ、手数料ふんだくりなのが、日本です。
 
準マイナーな香港ドルへ、日本で両替すると、唖然とするほど、ぼったくられます。
 
そのへんを、ここで、明らかにしておきます。

 
 

刻刻と変化するこの為替インターバンクレートの値動きのなかで、一日一回、午前10時ごろのインターバンクレートをもとにして、世界各地の銀行や両替商は、それぞれ独自の仲値といわれるレート(TTM、CASH.M)を想定し、その値に上乗せする利益幅(手数料)を決め、外貨を売る場合(電信TTS、現金CASH.S)と買う場合(電信TTB、現金CASH.B)の、独自の両替レートを出します。
 
ようするに、安く買って高く売る、昔からある古典的な”せどり”ビジネスなわけですが。
 
 

■銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)
ヤフー・ファイナンス
 
2014年11月22日 最新現金取引レート
コード 香港ドル 日本円
HKDJPY=X  1  15.171160
コード 日本円 香港ドル
JPYHKD=X 1 0.065895
 
●10000 円 = 659 香港ドル
 
 

■10000円を、香港ドルに、両替すると、
 

●日本ではこうなる。
 
(レートの目安として、東京三菱UFJ銀行の両替レート 現金CASH.S 現金CASH.B 2014/11/21 10:29 を見る)
東京三菱UFJ銀行
  

10000 円 = 566 香港ドル。 14%の手数料を取られている。
 
円に戻すと、往復では27.5%の手数料をとられる。10000円が7244円に。
 
 

●香港そしてマカオではこうなる。
 
(レートの目安として、香港Hang Sengハンセン銀行の両替レート 現金CASH.S 現金CASH.B 2014-11-22 23:16:00 HKT時間 を見る)
  
http://hk.ttrate.com/en_us/
 http://hk.ttrate.com/en_us/ で
いくつかの項目をプルダウンメ二ュ―から選択すると表示されます。
  

10000 円 = 653 香港ドル。0.75%の手数料となっている。
 
往復では2.05%の手数料。10000円が9795円に。
 
 

このように、
 
円を香港ドルに、日本で両替すると、地獄。
 
円を香港ドルに、香港そしてマカオで両替すると、天国というか、普通。
 

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それでは、マカオに着いて、マカオの銀行や両替商で、香港ドルそしてマカオの法定通貨パタカに、両替しましょう。
 
あるいはATMで、香港ドルそれとマカオ・パタカを、引き出しましょう。
 

マカオは国際観光都市で、両替のインフラは発達しています。
メイン通りには、すぐ目につく場所に銀行はあり、そしてカジノにも銀行や両替商が入っています。銀行にはもちろんATMはあり、カジノリゾートの施設にも、コンビニにも、ストリートのビルの壁にも埋め込まれた形で、ATMがあります。
 
 

さて、気になる円を香港ドルに替える両替レートですが、銀行の瀬取り部分を表す為替手数料率は、日本の銀行では現金両替で14~18%あたりでした。
 
マカオでは、二桁ちがいます。
 
マカオで客が得したといわれるのは、0.5%あたりで、0.5%あたり以下が優良店ということになります。
 
 

マカオの銀行や両替商の、円と香港ドルの両替レートないし手数料率、の相場。
 

優良店 大豊銀行 Tai Fung Bank Limited 大豐銀行(セナド広場やリスボアホテルなどにあります)
 
ある日ある時の両替レート、といったイメージです。
大豊銀行・・10,000円→756.7HKD
バンコデルタ・・10,000円→752HKD
HSBC ・・・10,000円→747HKD
 
 

現金両替での手数料率でみると、
 
香港の地場銀行や重慶、百年、生生などにある優良両替店や、マカオの地場銀行の大豊銀行やカジノ街にある優良両替店は、手数料率0.15~0.5%あたりの世界であり、企業努力をみせている世界で競っています。
 
大手都市銀行(グローバル地方銀行と自己規定している)HSBC香港上海銀行は、手数料率1.5%の世界です。
HSBC銀行は、50HKDの取扱事務的手数料を入れれば、1万円を両替のとき、8%の世界。
 
 

HSBC香港上海銀行は、日本の富裕層が顧客となるオフショア銀行で、為替手数料1~2%の違いとか富裕層は気にしないものです。

日本の富裕層のひとたちが気にしているのは、75.54円(2011年10月31日)だったドル/円がたった三年で119円になる(その変動の大部分はたった二年)ということで、為替変動に比べたら、為替手数料の損得などは、ほとんど意味をなさないものです。
 
富裕層のひとたちは、両替は旅行時にするものではなく、為替変動を予測し、有利な時点で円を外貨に外貨を円に資金移動するときを、両替の時期としています。
 
 

リーマン・ショックの後、円高は進行しましたが、アベノミクスと黒田日銀のバズーカ砲金融緩和、円増刷によって、(基軸通貨ドルのドル刷りまくりはドル下落にならずとも、)円の場合は、急激な円安になるのは、火を見るよりも明らかでした。
 

円は、60%近く、下落しました。
 、

株市場の平均株価は2倍になりましたが、ドルに換算するとまったく株価上昇とは言えません。円安によるトリックにすぎません。
 
急激な円安にあって、通貨移動に失敗した富裕層のなかの少なくないひとたちは、これで富裕層から脱落しかけたことでしょう。
 

このように、両替手数料の優劣より、為替変動への対策が、破壊的に遥かに重要です。

 
 

とはいうものの、やはり気になる両替の損得。
 
次回の記事では、両替は現金でするのか、カードによるATMキャッシングでするのか、を追究したいと思っています。

 

 

 

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